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不動産稲門会の皆様
4月の相続問題研究会を下記の通り開催いたします。
講 師:小嶋勝利 氏
(株式会社ASFON/有料老人ホーム紹介センター「みんかい」)
テーマ:「看取り」
以下、講師の小嶋勝利氏より講義の概要となります。
保険法改正で、看取りが俄然進みます。しかし、本当に看取りをこのまま進めてもいいのでしょうか? 稲門会には多くの法律家が在籍しています。今後、医療、介護業界で推し進められていく「看取り」について、皆さんと真剣に議論をしたいと思っています。
医療介護保険法改正の大テーマ
「国民の要望に則した看取りの積極的な実施と促進」
これが改正で記されている方針です。
ちなみに、国民の要望、希望に則したということは、以下のようなことを言います。
多くの国民の意見は以下のようなものになります。
・最後は自宅で死にたい。病院では死にたくない。
→ 在宅での看取りを積極的に促進していく
・ベッド上で、管に繋がれたまま長生きはしたくない。無駄な延命はして欲しくない。
→食べることができなくなったら自然死を。
このような意見が多いという理由で、看取りの推奨!?が始まるような気がします。私が個人的に危惧していることは、このような考えが広く一般的になっていった場合、運用上、高齢で病気を持ち、生産性が乏しい者は「生きたい」「死にたくない」と言えないような社会になるのではないか?という点です。
尊厳死を否定するものではありませんが、人の死を必要以上に美化し、ラブストーリーに仕立てる手法には、危険性を感じます。「死にたくない」と考え、たとえ周囲に迷惑を掛けようとも「生きる」ことに執念を燃やすことを悪だと言ってしまってよいのでしょうか?
看取りとは、生きる為の選択肢があるにもかかわらず、「生きない」という選択をすることなのです。
賛否あると思いますが、是非、看取りについて皆さんと意見交換したいと思います。
以上よろしくお願いします。
日 時:4月12日(木) 19時から21時
場 所:大和不動産鑑定㈱ 東京本社 A会議室
東京都千代田区一ツ橋1丁目1番1号 パレスサイドビル3階
URL:http://www.daiwakantei.co.jp/
会 費:1,000円
参加希望の方は、不動産稲門会ホームページより、エントリーしてください。
http://ftomon.heteml.jp/
お問合せ先
事務局 成田創史
soshi-n@narita-zeimukaikei.com
TEL 043-205-4248
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